SSBB便り
2011.04.27.
ガードレール、ここまでやるか~!
たかがガードレールなのに
普通のガードレールとはちょっと雰囲気が違います。
一般的なものは鋼鉄製で白いものですが、
このガードレールは白いものが濃い茶色に塗られ、
さらに、表側(支柱は除く)には木製の板が貼られているのです。
上の写真で分かるように、
木製の板の継ぎ目は突合せではなく、斜めにカットしたものが重なるようにしてあり、
もともとのガードレールの鋼板の重ね方と同じように重ねてあり、
これはかなり玄人受けするよな構造になっています。
元々の鋼板のガードレールは車両が衝突した際、
レールが変形し、その端部が車両(乗員)に突き刺さらないように
進行方向手前のレールが上で、先のレールは下になるように重ねてボルトで
連結してある訳ですが、この木製の板もそれと同じようにしてあるのです。
ここまでやるか~!とは、このことなのです。
ここは神奈川県箱根町の国道1号線、箱根湯元と宮ノ下の中間辺りです。
去年10月頃通った時には確かなかったはずなので、それ以降にこの
木製の板が取り付けられたものと思われます。(写真は今月初旬撮影)
都道府県や市町が観光地や市街地で独自の色に塗り替えることは時々見かけますが、
国土交通省がこのようなことをするとは大変珍しいことです。
国内でも有数の観光地につき、景観にかなり配慮したものなのでしょう。
例外中の例外です。
2011.04.03.
さくら本番 ウキウキ
4月1日 湯河原駅前で立派な【一本桜】を発見!
JR東海道線 湯河原駅(神奈川県)前のロータリーに
それはあったのです。もう、ほぼ満開です!
最初はソメイヨシノかと思い、さすが湯河原は
温泉地だけあって暖かく、桜の開花が他より
早いのかと感心して一人鑑賞と
しゃれこんだのですが・・・
この大木の下にはこのような樹木銘板が。
そう、エドヒガンザクラだったのです。
家に帰ってから、よく調べてみるとこの桜はその名の通り、お彼岸に咲く花で、
ソメイヨシノよりずっと早く開花するのだそうです。また、60年寿命説がある
ソメイヨシノに対し、このエドヒガンはかなりのご長寿なんです。
有名なところでは
1.山梨県北杜市の神代桜・・・樹齢約2000年
2.岐阜県本巣市の薄墨桜・・・同上約1500年
3.兵庫県養父市の樽見の大桜・・・同上約1000年
4.岩手県盛岡市の石割桜・・・同上約300年
というように、気が遠くなる程の樹齢です。
また、上記4箇所は全て国指定の天然記念物になっております。
さて、皆さまは上記4箇所のうち、何箇所の桜を見たことがあるでしょうか?
この湯河原の桜の樹齢は何年か分かりませんが、
町のシンボルとして大事にされているようですので、
遠い将来、神奈川県、いや国内有数の桜になっていることと思います。
桜の木の下には観光者の為のきれいな案内板がついていました。
新年度スタートに当たり、とても綺麗なものと出会え
本当にラッキーでした。