SSBB便り
2011.04.27
ガードレール、ここまでやるか~!
たかがガードレールなのに
普通のガードレールとはちょっと雰囲気が違います。
一般的なものは鋼鉄製で白いものですが、
このガードレールは白いものが濃い茶色に塗られ、
さらに、表側(支柱は除く)には木製の板が貼られているのです。
上の写真で分かるように、
木製の板の継ぎ目は突合せではなく、斜めにカットしたものが重なるようにしてあり、
もともとのガードレールの鋼板の重ね方と同じように重ねてあり、
これはかなり玄人受けするよな構造になっています。
元々の鋼板のガードレールは車両が衝突した際、
レールが変形し、その端部が車両(乗員)に突き刺さらないように
進行方向手前のレールが上で、先のレールは下になるように重ねてボルトで
連結してある訳ですが、この木製の板もそれと同じようにしてあるのです。
ここまでやるか~!とは、このことなのです。
ここは神奈川県箱根町の国道1号線、箱根湯元と宮ノ下の中間辺りです。
去年10月頃通った時には確かなかったはずなので、それ以降にこの
木製の板が取り付けられたものと思われます。(写真は今月初旬撮影)
都道府県や市町が観光地や市街地で独自の色に塗り替えることは時々見かけますが、
国土交通省がこのようなことをするとは大変珍しいことです。
国内でも有数の観光地につき、景観にかなり配慮したものなのでしょう。
例外中の例外です。