SSBB便り
2013.10.03.
古紙回収
静岡県内を走っていると、「古紙回収」の施設が目立ちます。
御前崎市のホームセンターの駐車場の一角に・・・
袋井市の生鮮野菜直売場の駐車場の一角には・・・
富士市の郊外には・・・ 雨が降っても大丈夫です(屋根付き)
富士宮市の郊外には・・・ 「道の駅」ならぬ、「こしのえき」
スペースが広く、立派です。
富士宮市のスーパーの駐車場の一角には・・・なんと、ポイントがつく装置があるのです。
1キログラム1ポイントで、ここのスーパーのポイントカードに加算される仕組み。
よく考えられています。
「古紙回収が盛ん」と言う前に、静岡県は製紙業がとても盛んなことで有名です。
県内は木材資源が豊富で水の便利な地区が多く、製紙業が盛んになった下地があったのです。
近代製紙工場としては、明治22年に王子製紙が周智郡気多村(けたむら)(現;浜松市天竜区)に工場を造りましたが、
これは日本のパルプの発祥の地とも言われています。
そして、明治時代に
・富士郡鷹岡村(現在の富士市)に富士製紙
・佐久間村(現;浜松市天竜区)に王子製紙
・富士郡芝富村(現;富士宮市)に四日市製紙
・島田市に東海製紙
等々次々に工場が開設され、それ以降も特に富士市を中心に県内の製紙業は発展してきました。
また、日本は中国、米国に次いで、世界第3位の紙生産量を誇ります。
そして、古紙の回収率はドイツに次ぎ、世界第2位になっています。
詳しくは次の「日本製紙連合会」のHPをご覧ください。
http://www.jpa.gr.jp/states/global-view/index.html
そんな高い回収率を誇る我国でも、静岡県はかなり進んだ回収方法を採用し、
回収BOXの数も他県を圧倒しているように思います。
今回の回収BOXはほんの一部かもしれません。
資源の少ない我国ではこんな工夫は欠かせません。
将来、更に素敵な回収方法が生まれるかもしれませんね。
※追記 4番目の施設「こしのえき」はネットでも詳しく載っていました。
http://www.matuoka-shigyo.jp/wordpress/koshinoeki/eki-spot
これによると、「こしのえき」の設置数は静岡県内だけで90箇所以上もあり、
じぇじぇじぇ~!!!でした。