SSBB便り
2020.08.20.
三島の【サルスベリ】
サルスベリは、花が少ないこの時期に結構長い期間咲いている樹木に咲く花です。
そして、この樹木を街路樹にしているところが当社所在の三島市にあり、今が見頃です。
サルスベリは特に珍しい木ではありませんが、このように街路樹として植えられている所はそう多くはなく、そういう意味で珍しい方に入ります。大変きれいに咲いていて、もし春先に咲いていれば絶対「○○まつり」などと呼ばれ、花見客で大勢の人が訪れていてもおかしくありません。
さて、このサルスベリは幹の成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによります。つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで「猿滑」と表記することもあります。しかし、本当にサルが滑ったという話は聞いたことがありません。
なお、樹皮の感触の似たナツツバキやリョウブをサルスベリと呼ぶ地方もあります。
また、サルスベリは「百日紅(ひゃくじっこう)」とも書きますが、これは原産地の中国で、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇(しび)と呼ばれ、比較的長い間紅色の花が咲いていることから来たものです。
花の色は、上の写真のピンク、白の他に濃い紅紫、紫などがあります。
サルスベリの花言葉は
『雄弁』
サルスベリの花言葉の中でも、木の外観に由来するものが「雄弁」です。枝先に花が群生する姿が華やかで堂々としていることから、この花言葉が生まれました。
『愛嬌』『不用意』
「愛嬌」「不用意」はサルでも滑りそうなほどツルツルとした幹にちなんでつけられました。
『あなたを信じる』『潔白』
「あなたを信じる」という花言葉は、漢字名の由来にもなった朝鮮半島の伝説からついたとされています。
では、サルスベリの街路樹のある場所の地図を掲載しておきますので、花が終る前に是非お越しください。所在地は三島市長伏にある長伏小学校のある通りで、「長伏小東」交差点(赤矢印)を挟む東西の通りです。
こちらから直接Google Mapでご覧いただけます。「長伏小東」交差点を目標にしてください。
https://www.google.co.jp/maps/search/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E4%B8%89%E5%B3%B6%E5%B8%82%E9%95%B7%E4%BC%8F%E5%B0%8F%E6%9D%B1/@35.086103,138.9157335,18.5z
by【S.H】