SSBB便り
2013.09.02.
三陸沿岸 幹線道路の今
真新しい新型標識が行く先々に建っています。
ここは宮城県気仙沼の国道45号線です。
こんな標識がこの沿線にはこまめに設置されていて
あの忌まわしい記憶がこの標識を見る度に目に浮かんできます。
近づいてズームアップ
裏側は・・・
そして、柱には・・・
つまり、この地点では海抜21mまで津波が到達したことを意味している訳で、
周りを見ると、確かにここより高い所の家々(上の写真にも写っています)は
津波の影響は全く見受けられませんが、ここより低い所では家屋や建物の基礎だけ
残っているところが、あちこちで見受けられました。
震災後に出来たものに、上の標識の他に新しいバス路線BRTです。
BRT・・・Bus Rapid Transit(バスによる大量高速輸送)
大船渡線BRTは今年の3月に運行開始されたそうです。
JR大船渡線の沿岸部の復旧のめどが立たないので、列車の替わりに
当面バスを走らせるシステムです。国道45号のような一般道も走りますが、
上の写真のように鉄道敷をバス専用道路に改造しているところもあります。
残念ながら、今回バスそのものの写真は撮影出来ませんでしたが、
新型車両は赤を基調にした希望に燃えるピカピカのもので、
一度は乗ってみたくなるような素敵な車両です。
You Tube にこのバスがUPされていたのでご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=PJQVk_-d_q0
震災後、初めて沿岸部の幹線道路を走りましたが、瓦礫は大分
片付いたようです。しかし、街の復興は全くといっていいほど
進んでおりません。私達に出来ることはあまりありませんが、
これからも時々現地を訪問して現地の人たちと交流したり、消費したり
して、1日も早く復興することを願ってやみません。
がんばっぺ東北!!