SSBB便り
2016.05.13.
リンゴとみかん
先日のG.W.に岩手県に行ってきました。
岩手県南部に位置する奥州市(旧;水沢市)の県道沿いを車で走っていると、こんなミニリンゴ園が目に飛び込んできました。(岩手県のリンゴの生産量は全国4位)
リンゴの花がほころび始めたようです。
近付いてその花をアップで・・・
凄くきれい。 ほんのりと薄紅を指したような上品な色合いです。
うっとりと見とれてしまいます。
岩手から静岡の富士宮に帰ってくると、こちらではみかん系(甘夏、ハッサク、スルガエレガント)の花がほころび始めたところです。
(これは我が家のみかん系の木で、左側の斜面はツツジです)
上の写真の中に白い花が点在しているのが分かるでしょうか?
近付いてみましょう・・・
どうでしょうか? 真っ白な小さな花は可憐で愛おしそうに咲いています。
皆様の好みはどちらですか? リンゴ? それとも みかん?
両方並べて見てみましょう。
リンゴの花
みかんの花
こうして並べて見ると、ウチのみかんはリンゴに負けそうですが、それぞれに「良さ」がありますよね。。。
ところで、歌の世界では・・・
リンゴに関しては
リンゴの唄(♪赤いリンゴに 口びるよせて~)⇒並木路子と霧島昇が歌いました。
リンゴ追分(♪リンゴのはなびらが~ 風に散ったよな~)⇒美空ひばりの歌です。
津軽のふるさと(♪りんごのふるさとは~ 北国の果て~)⇒これも美空ひばりです。
一方、ミカンに関しては
みかんの花咲く丘(♪みかんの花が~ 咲いている~)⇒川田正子が歌いました。
ヒット曲の多さでもリンゴに負けそうなみかんです。。。
昭和21年に静岡県富士市出身の加藤省吾が作詞した「ミカンの花咲く丘」ですが、当時(昭和20年発表)東京市出身のサトーハチローの作詞でヒットしていた「りんごの唄」が大ヒットしており、加藤省吾が先ずイメージしたみかんの歌はみかんの「実」の方を扱えば、彼の先輩に当たるサトーハチローから「二番煎じ」と嫌味を言われる恐れがあり、作詞をした8月はみかんの実がなっている季節ではあったが、あえて「実」ではなく「花」の方を主題にすることにしたそうです。
作詞家の観点から見ても、やっぱりリンゴに負けそうなみかんです。
でも、頑張るぞ~! 負けるな 静岡! 負けるな みかん!
さて、【サトーハチロー記念館】が奥州市より少し北の北上市にありますが、いつか行こうと思いながら、今回も近くを通りながら、寄りそびれてしまいました。
次回こそ寄ってみたいと思っているところです。
さて、皆様は植物としてのリンゴとみかん。又は歌としてのリンゴとみかん。
どちらのどちらに関心が高いでしょうか?
【S.H】