SSBB便り
2018.03.22.
大井川水路橋
静岡県を流れる三大河川、大井川、天竜川、富士川の一つ大井川に架かる橋はそんなに多くありません。
特に国道1号線の上流側には新東名高速以外の一般の橋はありません。でも、新東名は高速道ですから、一般道としては全然ないということです。
ですから国道1号線の上流側を北側にドライブしていったら、どこまで行っても大井川の反対側の地域には行けないのです。「え~? ホントに~???」
ところが、地図をよく見ると国道1号線から約3.5km上流側に、かすかに橋らしきものが載っています。
しかし、ナビでは決して案内しない大井川水路橋なるものがあったのです。
これは便利で、最初にこの存在を知った時には目からうろこでした。
島田市の神座(かんざ)地区と同市横岡地区を結ぶ地元では大変重宝な存在です。
これがその橋の全景です。デザインはチョット変わったコンクリート製です。
早速、橋を渡りましょう。
ところで、橋の入り口には大変重要な注意書きの看板が建っています。よく読んでください。
そうなんです。この橋は時間帯によって一方通行の方向が変わるのです。
一度、時間帯を勘違いをして、この入り口まで来て進入しようとして、係員に制止されたことがありました。がっかりでした。反対側に行くには3.5キロも下流に行って国道1号の橋を渡らなくてはならないのでした。
さて、橋を渡りましょう。
橋の幅は結構広いので、ゆっくり走れば対面通行も可能のような気もしますが、橋長はかなり長いので、一方通行は安心感があって、周りをキョロキョロしながら走っても大丈夫(?)です。
歩道(自転車道)は赤く塗っててあり、その点でも安心です。(と言っても、私が走った時には車も人も自転車も誰もいませんでしたが・・・)
この橋についての説明が別の看板に分り易く書いてありました。
上の地図の赤い線は道路ではなく、水路です。つまり、大井川の上流で取水したものを大きく2系統に分けて下流域の農耕地に送水しているとの説明です。
そして、その歴史についての概略が書いてありました。
普段、ここには行く必要もない所ですが、用事がある人にとっては大変ありがたい橋です。本来は『道としての橋』ではなく。『水路としての橋』ですが、近くに行った折には利用してはいかがでしょうか?
但し、くれぐれも一方通行の時間帯には注意して行ってくださいね。
このブログの写真で確認するといいですよ。
【S.H】