SSBB便り
2023.05.22
福島浜通りの【道の駅】
福島県は東西に長い形状をしているので、下の地図のように、会津地方・中通り・浜通りの三つの地域に区分されています。県内の天気予報では、必ずこの呼び方が使われます。
中通りは南北にJR東北本線、高速道路の東北道や国道4号が貫いています。浜通りは海岸付近をJR常磐線、高速道路の常磐道や国道6号が南北に貫いています。
今回は、東日本大震災で被災した浜通り地方の道の駅を紹介致します。東京から国道6号を北上し、福島県に入るとこの地域の南端になるわけですが、今回は故あって車で仙台を起点にして国6号を南下しながら各道の駅に寄り道してきまました。
上の図のように、道の駅「相馬」から「よつくら港」までほぼ同じ間隔で並んでいます。この中で、「ならは」がいちばん古く2001年4月オープンです。その次が
「そうま」で03年4月
「南相馬」が07年10月
「よつくら港」が09年12月
ここまでの道の駅はあの3.11のせいで暫く休館の憂き目になったわけですが、現在はリニューアルして、全てが営業中です。
ところで、「なみえ」は大震災後の2020年8月にオープンしたもので、関連施設も同居してその面積は他を圧倒する広さで、バス停もあるほどです。
木をふんだんに使ったエントランス
道の駅には珍しい、入ってすぐにストリートピアノが置いてあり、誰でも弾けます。
物販スペースもかなりの面積を取っています。
福島は果樹大国で、特に「桃」は有名です。しかし、季節外ではなかなか手に入れられませんが、上の写真の「もも餅」なら季節を気にせず一年中OKです。一つGetです。
左の「たまごパン あんバター」は北隣の「南相馬」でも売っていて、そこで一つGetしました。大変美味です。
道の駅の敷地内本館西隣に「なみえの技 なりわい館」があります。この中には地元の陶芸の品々が置いてあったり、陶芸の体験もできます。
また、地元のお酒を販売していますが、おつまみとセットの自動販売機があるのは面白いです。
お酒のサーバーの上にはカンニング竹山さん(左)と、酒場放浪記で有名な吉田類さんのサイン色紙が展示してあります。
試飲のみの場合は500円でおちょこ5杯、おつまみ(2品)をつけると+200円です。
左の写真のように、おつまみの缶詰「缶つま」が豊富です。ここでおつまみを買って、店内のカウンターでこれを肴にして、好みのお酒を飲める・・・酒飲みにとっては、こんな楽しいことが出来るんです。しかし、下戸で運転者の小生にとっては単に見るだけです。「目」で楽しませてもらいました。
今回は震災の復興の状況を見るための走行になりました。放射線事故があった東電の第二原発付近の国道6号の海側(東側)はまだ立ち入り禁止区域が大分ありましたが、道の駅に関しては、全て復活オープンしており、ホッとさせられました。
福島県内の浜通りには、5カ所の道の駅があります。写真の紹介は新しく出来た道の駅「なみえ」だけになってしまいましたが、他の道の駅もそれぞれ特徴のあるところです。それぞれの道の駅のホームページを添付しますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
道の駅そうま (michinoekisoma.main.jp)
道の駅なみえ - 福島県浪江町の復興のシンボル (michinoeki-namie.jp)
道の駅ならは|温泉・グルメ・日帰り入浴 (michinoeki-naraha.jp)
道の駅よつくら港|いわき観光・お食事・お土産 (michinoeki-yotsukurakou.jp)
※「ならは」は日帰り入浴施設があるのが「売り」です。これはいいです。
By【S.H】