SSBB便り
2019.10.28.
日本平久能山スマートIC
先月9/14、東名高速に新しいスマートインター『日本平久能山IC』がオープンしました。
従来の清水ICと静岡ICの間に出来たインターです。スマートICですから無人ですが、ETCで大型でも通行可能です。そして、上り下りの両方向から出入り出来る「フルインター型式」です。
東名本線を清水インターから名古屋方面に走っていくと、日本平PAを過ぎると、間もなくこのような標識が現れます。
また、静岡市街地にはICまでの案内の標識があちこちに建っています。
ここはスマートICを出た所で、外から見た「IC入口」です。
スマートICを出ると、(ICを背にして)前方に見えるのは・・・
ICを出た周辺は、農作地(畑)のような風景で、現在は特に何もない状態です。
ICを出て左折すると、このような方面の標識が目につきます。
静岡大学や久能山東照宮はここから近く、また、国道150号にも出られます。
この界隈は大谷(おおや)・小鹿(おしか)地区と呼ばれ、従来は農地として利用されてきましたが、このICが開通したことで、都市的に利用されることになっています。近い将来には新しい市街地が出来ると思われます。
従来の清水や静岡ICからチョット離れたここを使うと、便利なことも多いようなので、これからはよく調べてここを利用するといいと思います。
参考;静岡市のH.P https://www.city.shizuoka.lg.jp/930_000017.html
By【S.H】
2019.09.26.
御殿場をローマ字で書くと・・・
道路標識の行先の地名には日本語の下に必ずローマ字でも書くことになっています。
では、他はどうなっているのでしょうか? これも『m』です。
ところが・・・
標識ではありませんが、国道246号にかかる歩道橋にも『n』が・・・
どうやら『m』と『n』の2種類の表記があることが判りました。どちらが正しいのでしょうか?
標識のバイブル的な本『道路標識設置基準』によれば、
上の表『ヘボン式のつづり方』にあるように、『ん』は『n』とするのが正解で、日本国中この方式で表記されています。
但し、静岡県が制定している『「しずおか公共サイン」における英語表記のルール』によれば、基本的にははねる音「ん」は「n」で表すが、m、b、pの前では、JR駅名や外国語版ホームページなどでmを使用することが定着している場合はmを用いる。
[例] 函南:Kannami 川根本町:Kawanehoncho
[例外]御殿場:Gotemba 蒲原:Kambara 駿府:Sumpu
ということで、Gotembaが正解のようですが、現実にはGotenbaも結構存在しています。古い標識では『n』を使っていましたが、新しいものは『m』を使っています。今年はラグビーのワールドカップ、来年は東京オリンピックで静岡が競技会場になっていることもあり、外国人のお客様が多いのは目に見えています。すぐにでもこれを『m』に統一して、外国のお客様を惑わすようなことのないようにしてもらいたいものです。
【S.H】
2019.08.20.
地球深部探査船【ちきゅう】
静岡市の清水港が地球深部探査船『ちきゅう』の母港になっているのは意外と知られていません。
しかし、この数年(?)清水港の近くを通ると、あののっぽの鉄塔を備えた『ちきゅう』を見ることが多いのは気が付いていました。
そこで、今回は近くまで行ってこの眼で見たくなり、係留されている岸壁、興津第2埠頭へと入って行きました。国道1号本線(高架道)の下を走る清水港に向かう道路に「興津第2埠頭」の標識があるので、ここから進入です。
埠頭へ進入するとすぐに正面右方に巨大な鉄塔が見えます。これが『ちきゅう』です。「おお~!」
埠頭を進入していくと、埠頭の場内はコンテナの集積場にもなっており、凄い特殊運搬車が、コンテナを移動する作業をしていて、近づくのはちょっとためらわれます。
このコンテナヤードも過ぎると、その先右手に『ちきゅう』が見えてきます。
ま近で見ると、その巨大さに圧倒されます。全長210m。鉄塔の高さ(水面から)100m以上(船底から130m)
船体中央部の後方には、まるでガンダムにでも出てきそうな巨大な折り畳み式クレーンの黄色いアームが見えます。
通常は関係者以外は『ちきゅう』の岸壁には入れないので、フェンス越しの見学でしたが、念のために帰り際に岸壁に入る通路にいる警備員に「一般車はここから先には入れないのですね」と尋ねたところ、この先どころか、「この埠頭全体に入ることが出来ない」とのこと。それを聞き、少々慌てました。改めて埠頭入口で看板を確認して納得。いけないことをしてしまいました。スミマセン。
この埠頭を後にして、隣の港湾施設の某会社敷地からは別の角度から『ちきゅう』全体が見えました。
この『ちきゅう』は国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する、海底下をより深く掘削するために2005年7月に導入された世界屈指の調査船です。『ちきゅう』のホームページから、構造とスペックの表を抜粋します。
『ちきゅう』のホームページで詳しいことが分かります。なお、この中の「よくある質問」ではQ&A方式で興味深いことが沢山掲載されています。
www.jamstec.go.jp/chikyu/j/about/
清水港のホームページではまた別の角度から『ちきゅう』のことを知ることが出来ます。
www.portofshimizu.com/清水港の概要/地球深部探査船-ちきゅう/
また、不定期ではありますが、船内見学会の催しがあります。最後はH29.12.23~24でした。興味のある方は各ホームページでチェックしてみてはいかがでしょうか。
なお、通常は埠頭へ入って『ちきゅう』を見学することは出来ないことを、あらためて申しあげておきますので、ご了解願います。
By【S.H】
2019.07.22.
道の駅 なんぶ
山梨県南部町の国道52号線沿いに去年7月『道の駅なんぶ』がオープンしました。
ここは関東地方に分類されますが、新東名・新清水ICから国道52号で約30分。
中部横断自動車道・富沢ICからは、僅か10分程度で行けます。
つまり、関東地方でありながら、静岡県北隣りの山梨県の最南端に位置するので、静岡からすぐの所です。
オープンして1年を経過したこの『道の駅南部』にやっと行ってきました。
国道52号沿いに建っている真新しい標識
施設の外観です。屋外のテント地シートの大型屋根が従来にはあまりない大きな特徴です。
炎天下や雨天時には、利用者にとって大いに助かります。
今日は、この大屋根の下では山梨特産の桃やプラム、スイカ等が沢山販売されていました。
そして、桃の食べ放題(料金は一人300円)コーナーがあるのは、さすが山梨です。これには感激! テーブル中央に置いてある「桃の山」から自由にとって自分で皮をむいて食べたいだけ食べる。凄いです!
道の駅の中核を成すお店は、静岡県三島市にある『伊豆・村の駅』と同じ経営者が運営する『なんぶ・村の駅』と称し、「体感型」食のテーマパークというコンセプトの店作りになっているので、食材がメインの品揃えになっています。その為か、多くの試食・試飲コーナーがあり、味見をするだけでも楽しくなってしまうのは嬉しい限りです。
南部茶のお茶饅頭の試食品
各種漬物の試食品
ごぼうのスープ その他の試飲
黒豆茶 その他の試飲
この他にも紹介しきれないほど沢山の食品類が展示・販売されていて、ウィンドウショッピングが楽しくなること請け合いです。写真は撮りそびれましたが、「南部よろこび茶食堂」という飲食コーナーがあり、スイーツプレート、ソフトクリームを始めとするカフェのようなメニューと「茶そば」「茶飯」などの創作グルメやもつ煮、すき焼きなどの本格ご当地グルメが味わえます。
また、奥州有数の大名;南部氏の発祥の地としても知られる、ここ南部町ですが、この道の駅には、氏が馬に乗った銅像が設置され、また「南部氏展示室」を併設して、南部氏の歴史を知ることが出来ます(入場料無料)
奥州藩(今の岩手県)が出来た、いわれのある所だったのです。
関東と中部の境目にある「道の駅なんぶ」・・・なんか面白そうです。
遠いようで結構近い。時間があったら、是非足を延してみたらいかがでしょうか。
道の駅南部のH.P. michinoeki-nanbu.com/about/index.html#guide01-a
By【S.H】
2019.06.22.