SSBB便り
2012.08.31.
海抜の標識
『防災の日』を明日に控え、それに関係した最近普及しつつある
各地の『海抜の標識』を紹介します。
これは静岡県御前崎市のもので、保育園の前に建っています。
次は静岡県富士市の電柱に取り付けられたもの。
最後は静岡市清水区の電柱に取り付けられたもの。
海抜の数字が
御前崎市は15m、富士市は8m、静岡市は7.2mと決して安心していられない
ところですが、この周辺にお住まいの方達はどんな思いなのでしょうか・・・?
昨年の東日本大震災以降、急激に津波に対する関心が高まった結果、
日本各地で海抜の標識が普及しつつありますが、各自治体の独自のデザインで
作られているため、場合によってはちょっと分かりにくい内容になっています。
見ただけでこれが海抜の標示だというデザイン性が乏しいのと、
外国語表記がないのは少し物足りない感があります。
また、外国語があってもハングルがないのは片手落ち(?)・・・。
また、ポルトガル語の「Altitude acima do nivel do mar」は「海抜」の意味の
ようですが、他の言語に比べ随分と長い標示なんですね。すぐに分かる短縮形が
あってもよさそうに思います。
英語表記で、富士市では「Sea level」 静岡市では「Above Sea level」と
なっていますが、どちらがいいのでしょうか?
このようなものは「自治体独自」というより、全国共通のものが望ましいと
思います。今回はたったの3ヵ所だけ取上げましたが、ひょっとすると
自治体の数だけデザインがあるのでしょう。 これはちょっと、問題です。