SSBB便り

2017.04.09.

二つのスマートIC【その2】

 

先月(3/18)、静岡県内の高速道路に二つのスマートICがオープンしました。

東名高速に見方原(みかたはら)スマートインターチェンジ(浜松市)

新東名に駿河湾沼津スマートインターチェンジ(沼津市)の二つです。

 

丁度1年前にも東名高速に二つのスマートICが出来て、このブログで紹介しましたが、またまた二つも出来てグッと便利になりました。

  

 

これは東名高速の従来の三方原PAに出来たスマートインターチェンジの入口付近の様子です。

出来たばかりでピカピカの道路や標識、気持ちいいです。

 

つい最近から、【東名】の前に【E1】という記号が付け加わったのには気が付いたでしょうか?

これは、高速道路の番号で「Express Road-1」、つまり「高速道路の1号線」という意味です。 

従来ある国道に関連付けた番号にしたので、国道4号に沿った東北道は【E4】で、国道6号に沿った常磐道は【E6】という具合になっていて、分かり易い番号付けにしたものだと感心しています。これからつける新しい標識にはこの番号が付いたものになっていくようです。

 

スマートインターチェンジのゲートです。

 

 

 

スマートICは、たいてい『上り』(東京方面)と『下り』(名古屋方面)は入口が別々です。

上の写真は東京方面でしたが、次の写真は名古屋方面のものです。

 

 

 

 

さて、もう一つのスマートインターチェンジは新東名の駿河湾沼津SAに出来たものです。

このスマートICは国道1号から結構近いので、国道1号にその案内標識が付いています。

この標識の右側に書いてある『愛鷹(あしたか)』は去年の3月に出来たもので、その時点ではまだ【E1】の記号はありませんでした。そして、左側の『駿河湾・・・』の部分は目隠しされていて、何が書いてあるのかわかりませんでした。当時、「ここには何が書いてあるのかなあ?」と不思議に思っていたところ、1年後にその謎が解けました(ほっ!)

 

浜松では東名だったので【E1】でしたが、沼津では新東名なので【E1A】という高速道路番号になっているのに気が付きました。

 

 

ここ(沼津市一本松の交差点)からスマートICまでは5Kmあると書いてあります。

国道1号から結構近いと書きましたが、5Kmは近いか遠いか・・・ちょっとビミョーですネ。

 

 

新しくスマートICが出来ることはいいことですが、新しい道路が開通することも含め、困ったことも増えてきます。

私が使っている車のカーナビですが、去年新しいカーナビに買い替えたにも拘らず、『新東名』や『伊豆縦貫自動車道』は入っているものの、今回のこの『二つのスマートIC』もさることながら、去年このブログで取り上げた『二つのスマートIC』もカーナビには入っていないんです。

それなので、折角便利なものが出来たのに、それをナビで有効に使えなくて別の意味で不便です。毎年カーナビの地図が簡単に更新出来ればいいのに・・・。

現在販売中のカーナビは3年以内に1回だけ地図の更新を無料でやってもらえるのですが、5年位毎年無料でやってもらいたいところですね。

                                     【S.H】

 

 

2017.03.06.

小山城(ってどこ?)

 

静岡県内の三大古城と言えば、

①掛川城 ②浜松城 そして・・・③小山(こやま)城なのです。

  はい、決して③熱海城ではありません。

      駐車場からお城を臨む               ズームアップ

 

 

さて、この『小山城』とはどこにあるかと言うと・・・昔の遠江国(とうとうみのくに);現在の静岡県榛原(はいばら)郡吉田町にあるのです。

 1571年、武田信玄により築城されましたが、甲州征伐のために駿河・甲斐に向け出陣した徳川家康勢の攻撃を受け落城したとのこと。このお城を含む一帯の能満寺(のうまんじ)山公園の能満寺にはお城の略歴の解説看板があります。

 

 

能満寺の境内に入り、お城へ通ずる急な階段を上っていくと・・・

こちらの左側の階段はあまりにも急過ぎます

こちら右側の階段はゆったりしていて歩きやすいので、こちらを歩くことにしました

 

 

階段を登りきると、もうすぐにお城です。お城を一周していろいろな角度から撮影しました。決して大きくはありませんが、とても立派できれいです。

 

 

しかし、残念なことに、ここのお城には天守はなかったのですが、吉田町が観光を目的に昭和62年にRC(鉄筋コクリート)造でレプリカとも言うべき【展望台小山城】を造ったのです。

歴史好きや城マニアの人たちにはチョット残念ではありますが、ないよりはいいなあ!

そう、ここは【小山城跡】なのです。

ちゃんと書いてあります【小山城跡】

お城の前の広場。周囲には桜の古木。桜の名所になっていて、もうすぐ咲きそうです。

  三日月堀。現在、水はありません。

おお!!あの武田の軍師・勘助ゆかりの井戸らしいですが、「跡」らしく井戸そのものは見当たらず。

 

 

かねてから寄ってみたいと思っていた『小山城』

小さいながらも、なかなか趣のあるお城でした。

所在地の吉田町は静岡県内で浜松、三島と共に『うなぎ』の特産地です。ここでかば焼きなどを食しながらのお城見学もいいものです。

皆様も機会があれば是非寄ってみてはいかが。

                               by【S.H】

 

2017.02.10.

富士 岩本山公園

 

静岡県富士市にある岩本山公園は梅の名所でもあり、

「梅まつり」とも言うべき絶景★富士山まるごと岩本山(いわもとやま)

というイベントが2/1にスタートしました。

 

県内には早咲き日本一の熱海梅園がありますが、ここ「岩本山」は富士山のすぐそばで、その富士山とのコラボが素晴らしい梅林です。

梅林内には約30品種、300本以上の梅が植わっています。

 

公園の入り口ではこんな看板で訪れた人たちを迎えてくれます。

 

 

公園入口から梅園までは、こんな広々とした芝生広場を経由していきます。

(もちろん、他のルートもあります)

 

 

ここが梅園入口で、富士山をバックにした紅梅・白梅が結構咲いていました。

この時点で大体三分咲きとのこと。まだ全く咲いていない木もあるので、観梅期間としては1カ月以上あるようです。

 

 

 

いかがでしょうか。天候にもめぐまれましたが(2/8撮影)実物の良さは写真ではまだまだ伝わらない感じです。

 

さて、途中のトイレや売店の前にある飲み物の自動販売機が街中にあるものと違い、環境に配慮した色(茶色)になっているのには感心しました。

 

 

更に、トイレの名称が『紅梅の落し処』とは・・・しゃれてるね~

 

 

丘陵地帯の梅林を抜けた、公園の頂上にはパノラマ展望台があります。

 

 

早速、登ってみました。360°の大パノラマです。

 

こちらは展望台の南側、富士市街地と駿河湾、そして伊豆半島(大瀬崎方面)がよく見えます。

 

 

 

関東では小田原の曽我別所梅林が2/4~

 水戸偕楽園では2/18~の梅まつりが有名ですが、

  ここ富士の岩本山は地元ではかなり知られた梅林です。

梅が終わって暫くすると、今度は約400本のサクラもいいのです。

 是非来園してみてください。富士山とのコラボ・・・絶対おすすめです。

                                      【S.H】

 

2017.01.10.

仙台地下鉄 東西線

東北地方には仙台にだけ地下鉄がありますが、従来は南北線のみの1路線だったのです。

ところが、一昨年12月に待望の東西線が開業しました。かねてから乗りたかったのですが、この正月期間にやっとその希望が叶いました。 

 

仙台駅を中心に南北と東西に走っていて、とても理に叶った配置です。

 

地下鉄の料金は最低200円、最高360円ですが、途中下車するととても高あがりになってしまいます。

そこで、1日乗車券の820円は使い方によってはとてもリーズナブルになります。今回はこれを購入しました。

 

 

南北線の北はずれの泉中央駅で乗車して、仙台駅で東西線に乗り換えです。

東西線は南北線の下側を通っているので、エスカレータでかなり下ります。

 

東西線の西はずれ「八木山動物公園」に向かいます。車両は南北線と同じく4両編成です。

 

 

車内は南北線に比べて、少々狭いです。ですが、新品の感じできれいです。

 

 

先頭車両に乗ると、前方が見えるのがいいです!!

 

 

途中で広瀬川(♪ひろせがわ~流れる岸辺~♪の広瀬川ですよ)を跨ぐ所は地上に出ます。

そして、河原とマンション等がよく見えます。

向こうに見えるのは地下鉄と並行して走っている東北道宮城ICと仙台市街地を結ぶ仙台西道路の橋(2階建て)です。

 終点「八木山動物公園」にもうすぐ到着

    八木山動物公園駅の外観

 

 

八木山動物公園駅の駅ビルは5階建てになっていて、駐車場もあり便利そうです。

 

 

そして、ここの5階(屋上)が動物公園に直結している他に、圧巻だったのはここからずっと遠くに太平洋が見渡せるのです。(写真だとちょっと分かりにくいかなあ・・・)

 

 

 

地下鉄の駅構内の表示で知ったのですが・・・

この駅は日本で標高が一番高い所だそうで、海が見えるのも納得です。

この東西線は車両が「鉄輪式リニアモーター」との説明です。

 

因みに、「鉄輪式リニアモーター」とは・・・東海道新幹線を更に速くする、現在建設中のリニアモーターカーは「磁気浮上式リニアモーター」だそうで、こちらの地下鉄は浮上はしないが鉄道のように車輪を使って、普通の電車のモーターではなく、リニアモーターなんですって。こんな説明ではちょっと解りにくいですよね。スミマセン。

日本で最初にこの方式を1990年に大阪市営地下鉄が採用して、その後、都営大江戸線、神戸、福岡、横浜でも採用されて、結構実績がある方式のようです。なぜ、この方式がいいのかはウィキペディア等で調べてください。

 

さて、地下鉄もいいですが、仙台市内の繁華街「青葉通り一番町」で途中下車して、ランチタイムで腹ごしらえをしたのですが・・・いい所を見つけました。東一番町からちょっと入った「文化横丁」にあるお食事処です。

「学割」なんて、久しぶりに見た~!

この看板の中で「ミニカレーそばセット」が目に焼き付きましたよ!

 

 

という訳で、この看板に惹かれて2階のお店へトントントンです。

注文して待つことほんの僅か。。。出てきました。これで450円ですよ。

 

 

カレーは辛さが選べます。私は初めてにつき、とりあえず「中辛」にしましたが、その上の辛さでもいけたかな?って感じで、味もまあまあ。この値段でお腹いっぱいで、大満足でした。

仙台は「杜の都」とも言われていますが、学生の街でもあります。そんな訳で、こんなお店があるのは頷けます。

 

今回は新しい仙台の一部と美味しい一部を堪能してきました。

                                     【S.H】

 

 

2016.12.05.

清水みのる

 

清水みのる と言えば、我が静岡県を代表する作詞家です。

童謡『森の水車』:::コトコトコットン♪コトコトコットン♪・・・の作詞家として広く知れ渡っている先生で、静岡県浜松市の出身です。(作曲;米山正夫)

 

さて、その先生が子供の頃通っていた浜松市西区にある伊佐見小学校を尋ねる機会がつい先日ありました。

先生が通っていた頃は、ここは伊佐治村と言い、その後、湖東村になり、昭和35年に浜松市に編入されたそうです。そして、ビックリすることはこの小学校は昨年、創立140年を迎えたとのことで、地方にあれどもその歴史はかなり立派なものです。

 

 

事前調査で、この小学校に清水みのるの部屋なるものがあり、先生にまつわる資料が置いてあるとのことなので、訪れることにしたわけです。ちょっとした『記念館』的なものです。

 

先ず、校門をくぐり目についたのがこの校歌の歌碑です。『清水みのる 作詞』ときちんと彫られています。

 

 

『清水みのるの部屋』の案内板等は特に見当たらないので、とりあえず校舎の正面玄関を入り、職員室にいた人(多分先生だと思います)に用件を話すと、「いつもは鍵をかけているので・・・」と丁寧に部屋まで親切に案内していただき、部屋の鍵を開けて、「展示物のコピーが必要なら言ってください」とのこと。そして、部屋の中に置いてあるラジカセのスイッチをいれて「森の水車」の音楽が流れるのを確認して、先生は職員室へと戻って行ったのです。

 

 

こんな質素な看板がついていました。多分、以前は教室だったに違いありません。

 

 

入って目についたのは、勿論、先生の写真・・・なかなかハンサムだったようです。

 

 

次に、壁の上の方に掲示してあるこの書状(まるで張る前の障子紙に長々と書いたようなもの)にも目が行きました。サトウハチローからの文ですが、実際にこれを書いた人は別の人みたいです。横にかなり長いものなので、写真を4枚に分けて撮りました。

「清水みのるは山の上から流れてくる美しい水みたいな男です」に始まり、最後には「僕は清水みのるのような無理のない男の詩を心から愛しています」サトウハチロー詩 と書かれています。

 

 

調べてみたら、サトウハチローと清水みのるは同じ1903(明治36)年生まれで、同じ時代を生きた人で、同じ作詞家として親交があったようです。

 

 

さて、清水みのるはコトコトコットンの童謡だけではありません。あの時代の有名な歌謡曲を何曲も作っています。先ず、戦後間もない昭和21年に『ばたやん』こと田端義夫が歌って大ヒットした『かえり船』(作曲;倉若晴生)の作詞が有名でしょう。

かえり船  オース  田端義男 と書いてある色紙です。

色紙の額には田畑義男の名刺と、一緒に写した写真も貼ってあります。 

 

 

この歌の他にも

 ◎「星の流れに」(作曲;利根一郎、唄;菊池章子)

 ◎「月がとっても青いから」(作曲;陸奥明、唄;菅原都々子)

 ◎「雪の渡り鳥」(作曲;陸奥明、唄;三波春夫)

などを作詞し、昭和歌謡として、今でも根強い人気があります。

 

他にもレコードやら歌詞カードやらかなりの資料が保存・展示されていますが、この部屋には清水みのるとは全く関係ない次の資料も展示してあったので、紹介しておきます。

大正時代にこの近辺でナウマンゾウの化石(牙やその他)が見つかり、それを展示してあるのです。

 

展示物の牙などより、発掘に携わった人たちの写真がとてもリアリティーに溢れたもので、これに一番興味を惹かれてしまいました(笑)

 

 

さあ、いかがでしたでしょうか? 興味のある方は是非、清水みのるの部屋

行ってみてはどうでしょう。東名高速・浜松西インターからほど近い所です。

                                          【S.H

 

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